お知らせ

第2回 ヨーロッパ アライナー矯正歯科学会(EAS)

2018年03月03日

2018年2月にイタリアのベニスで第2回 ヨーロッパ アライナー矯正歯科学会(EAS)が開催された。2年に一回開催されるこの学会は参加者は約700名、スピーカーは30名で行われた。日本アライナー矯正歯科研究会でも講演していただいた、イタリアのDr. Francisco Garino大会長の挨拶で開幕し、最初の講演はインビザラインシステムを開発したアメリカのProf. BOYD R. L. による「20 year of aligners;past and present」 であった。ヨーロッパを代表するアライナーの矯正歯科医たちから、さまざまなトピックスが次々と披瀝された。

スペインのDr. Manuel Romanはインターディシプリナリー治療におけるインビザライン治療のアプローチの講演でSurgery Firstとインビザラインの内容まで含まれていた。フランスのDr. David CouchatとDr. Wadda Sabouniは混合歯列期におけるインビザラインシステムのアプローチについての講演を行っていた。スペインのDr. Kamy Malekianは下顎大臼歯の遠心移動症例について、ドイツのProf. Benedict WilmesはTADsとアライナーのコンビネーション症例について、菅原準二先生はSuegery Firstとインビザラインシステムのコンビネーションアプローチについての講演を行われていた

また、“Digital Smile Design”システムで全世界的に著名なブラジルのDr. Christian Coachmanは、DSDとインビザラインについての本大会講演とポストコングレスを行い、話題を呼んでいた(図4)。Dr. Christian Coachmanは今年6月に来日し、同月に開催される“DSD Aligner Day -2Day Course” にてDSDコンセプトとインビザラインシステムの融合する新しいコンセプトの講演を私とともに行う。それも今から楽しみである。

私は前回の第1回EAS大会では 「インビザラインシステムと加速矯正治療のアプローチ」 の内容で講演を行った。今回の第2回大会での私の講演タイトルは“Strategic anchorage management in complex cases with aligners”、「複雑症例におけるアライナー型矯正装置におけるアンカレッジマネージメントについて」 であった(図5)。ドイツ アライナー矯正歯科学会(DGAO)から始まった世界のアライナー矯正歯科学会において、さまざまなドクターより歯の移動アプローチのテーマについては何度か拝聴しているが、アライナーにおけるアンカレッジのマネージメントコントロールについての講演は今回が初めてであったと思う。講演後は多くの拝聴された先生方から、ご質問や多くの講演依頼をいただいた。講演内容をご理解いただき、感謝している。


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