治療例紹介
見えない矯正装置で出っ歯(上下顎前突)を治したい
症状・原因・生じる問題

出っ歯(上下顎前突)とは
出っ歯(上下顎前突)とは、上あごの前歯の先端部、あるいは上あごの歯全体が前に出ている状態をいいます。
医学的には「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と呼ばれ、日本人に最も多い不正咬合の一つです。口元が突出して見えるため、見た目だけでなく、咬み合わせや発音にも影響を及ぼすことがあります。
出っ歯の主な症状
以下のような症状がある場合、出っ歯の可能性があります:
- 口元が突出して見える
横から見た時に、口元が前に出ている状態です。特に笑った時や話している時に目立ちます。 - 横顔のEラインが乱れている
鼻の先端と顎の先端を結んだ線(Eライン)よりも、唇が前に出ている状態です。理想的なEラインでは、唇がこの線の少し内側にあります。 - 口が閉じにくい
前歯が出ているため、意識しないと唇が閉じない、または閉じる時に顎に梅干しのようなシワができることがあります。 - 前歯で物を噛み切りにくい
上下の前歯の間に隙間ができやすく、麺類や海苔などを前歯で噛み切ることが難しい場合があります。 - 笑った時に歯茎が見える
ガミースマイル(笑った時に歯茎が大きく見える状態)を伴う場合があります。 - 口呼吸になりやすい
口が閉じにくいため、無意識に口呼吸になっていることがあります。
出っ歯の原因
出っ歯の原因は大きく分けて「骨格性」と「歯性」の2種類があります。場合によっては、両方が組み合わさっていることもあります。
1. 骨格性の出っ歯
顎の骨自体の位置や大きさに問題がある状態です:
- 上あごが大きい・前に出ている
上あごの骨自体が前方に成長しすぎている状態です。上あご全体が前に位置しているため、歯並びだけでなく、顔貌にも影響が出ます。 - 下あごが小さい・後退している
下あごの成長が不足している、または後ろに位置している状態です。上あごは正常で - も、相対的に上の歯が出ているように見えます。
- 遺伝的要因
両親や祖父母に出っ歯の方がいる場合、遺伝的に同じような顎の形態になることがあります。顎の骨格は遺伝の影響を受けやすい部分です。
2. 歯性の出っ歯
顎の骨格は正常ですが、歯の生え方や傾斜角度に問題がある状態です:
- 歯だけが前に傾斜している
骨格は正常ですが、前歯の傾斜角度が大きく、歯だけが前に出ている状態です。この場合は比較的治療しやすいケースが多いです。 - 幼少期の癖
長期間の指しゃぶり、おしゃぶりの使用、舌を前に出す癖(舌突出癖)などにより、前歯が押されて前に出ることがあります。特に成長期にこれらの癖があると、歯の位置に影響を与えます。 - 口呼吸
慢性的な鼻詰まりなどで長期間口呼吸をしていると、舌の位置が下がり、上あごの成長や歯の位置に影響を与えることがあります。 - 歯の大きさと顎のバランス
歯が大きい割に顎が小さい場合、歯が並びきらずに前に出てしまうことがあります。
出っ歯を放置すると生じる問題
出っ歯は見た目だけでなく、機能面や心理面でも様々な問題を引き起こす可能性があります:
機能的な問題
- 咀嚼機能の低下
前歯で物を噛み切りにくいため、奥歯だけで咀嚼することになり、奥歯に過度な負担がかかります。長期的には奥歯の寿命を縮める可能性があります。 - 口腔内の乾燥
口が閉じにくく、口呼吸になりやすいため、口の中が乾燥しやすくなります。唾液の分泌が減少すると、虫歯や歯周病、口臭のリスクが高まります。 - 発音への影響
サ行、タ行などの発音が不明瞭になることがあります。特に「さしすせそ」が言いにくい場合があります。 - 顎関節症のリスク
咬み合わせのバランスが悪いため、顎の関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こす可能性があります。 - 前歯の損傷リスク
前歯が出ていると、転倒時や衝突時に前歯を損傷するリスクが高くなります。
審美的な問題
- 口元の突出感
正面から見ても横から見ても、口元が前に出ているように見えます。これにより、顔全体のバランスが崩れて見えることがあります。 - 横顔のEラインの乱れ
美しい横顔の基準とされるEライン(鼻先と顎先を結んだ線)から唇が大きく前に出ている状態になります。 - 老けて見える
口元が前に出ていると、実年齢より老けて見えることがあります。特に下顎が後退している場合、二重顎に見えやすくなります。 - 笑顔に自信が持てない
前歯が目立つため、笑う時に口元を手で隠す癖がついてしまう方も多くいらっしゃいます。
心理的な問題
- コンプレックス
口元の見た目が気になり、人前で話すことや笑うことに抵抗を感じる方がいらっしゃいます。 - 対人関係への影響
見た目を気にするあまり、人とのコミュニケーションを避けてしまうことがあります。 - 写真撮影への抵抗
横顔や笑顔の写真を撮られることを避けてしまう方もいらっしゃいます。 - 自己肯定感の低下
外見へのコンプレックスから、自信を持てなくなることがあります。
出っ歯は治療可能です
出っ歯は、インビザライン矯正により改善することができます。当院では、軽度から中等度の出っ歯に対して、抜歯が必要な場合と非抜歯の場合、両方の治療計画をシミュレーションすることができます。
治療前に3Dシミュレーションで仕上がりを確認できるため、安心して治療を始めることができます。
出ている前歯を治療する場合、ポイントになるのは「抜歯が必要になるかどうか」でしょう。
前歯がどのくらい出ているかにもよりますが、インビザラインの場合には、抜歯した仕上がりと抜歯しない場合の仕上がりの2種類の治療計画をシミュレーションすることができます。
コンピュータ・シミュレーションで、どのくらい前歯を移動できるかを患者様と確認してから治療を開始することができます。
治療例
治療期間:2年5ヶ月 21歳/女性
治療前
治療後
口を閉じた時に上の前歯が出てしまうのを治したい。
大学生活の間に治療を終了したいとのご希望でした。
治療費:1,182,500円(税込)
違う症状の治療例を見る
・マウスピース型矯正装置の長時間装着(1日20時間以上)が必須です
・治療計画通りに進めるためには、患者様の意志が重要になります
・矯正治療後の保定が不十分だと後戻り(元の位置に戻ろうとする動き)をします
・薬機法対象外の矯正歯科装置のため医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります ・自費診療(保険適用外)となります














































