2013年 インビザライン ヨーロッパサミット(イタリア・ローマ)報告

本郷さくら矯正歯科のインビザライン ブログに

ご訪問ありがとうございます。

今回は先日行われた

2013 インビザライン ヨーロッパサミットのご報告です。

ヨーロッパサミットは2年に一回開催される

インターナショナルのインビザライン カンファレンスでは最大規模です。

今回はイタリア・ローマで開催されました。

前回のスペイン・バルセロナに出席してから

もう2年もたったのだと感じました。

2011年から2013年の間にインビザライン 矯正治療は

色々な進化が行われました。

マウスピース素材が新素材になる。

スマートフォースシステムの導入。

スキャニングシステムの導入。

シミュレーションソフトのG4(Generation 4)の導入。

インビザライン矯正の適応範囲も大幅に拡大しました。

まるでスマートフォンのように革新的に

治療システムがめまぐるしく向上しています。

前回のヨーロッパサミットではまだ行われていなかった

歯型のスキャニング機械もアメリカ・ヨーロッパの先進国では

普通に行われて今回のサミットでもスキャニングされた症例の紹介も

多数、発表がありました。

講演前のドイツのDr.SchuppとイタリアのDr.Gentileと。


大会初日はDr.Schuppと朝食から同席し

会場でも隣で色々お話ししました。

そのままGeneral Sessionが始まりました。

午前の講演中もDr.Schuppとインビザライン矯正の

内容のディスカッションをしました。

前回のヨーロッパサミットから今回までの2年間で

ドイツのDr.Schuppのクリニックに10回、研修に渡独しました。

他にもドイツのマウスピース矯正歯科学会

ドイツの顎関節症学会にもDr.Schuppと同席しました。

Dr.Schuppに知識と技術を引き上げてもらった2年だったと感じました。

今回のサミットで僕自身のインビザライン矯正の考え方が

とても大きく変化したのを実感しました。

多くのトップインビザラインドクターとの交流で

インビザラインの考え方、歯の移動方式、歯根のコントロール

仕上げのディテール、コンピューターシミュレーションのコントロールなどです。


Dr.Schuppの講演のタイトルは”Finishing”でした。

インビザラインの講演の多くは

こういう症例の治療が出来た、歯が予定の通りに移動した。

良い結果が出た。という内容が多いです。

“Finishing”とはインビザラインの仕上がりを

どこまで細部まで、こだわるか、完成度を高めるかという内容です。

終了時にスキャニングを行い全ての歯の咬合状態を確認するなど

実際にDr.Schuppのクリニックで見ていますので

そのまま講演ではご報告されていました。

改めてDr.Schuppの矯正治療の精密さ、緻密さを感じました。

 

イタリアのDr.Castroflorio.

前回のヨーロッパサミットから今回のサミットまでの2年間で

イタリアに2回程カンファレンスとセミナーに出席しました。

Dr.GentileとDr.Castroflorioとはメールでインビザライン矯正症例の

意見交換を今は行う程、親しくさせていただいています。

今回はサミットの前から講演の内容や

今後の事で色々意見交換していました。

イタリアのインビザラインセミナーは仕上がりがとても美しいです。

やはりセンスなのでしょうか。芸術の感性が高いです。


2日目はラウンドテーブルディスカッションがありました。

今回は当院から2名で参加しました。

本郷さくら矯正歯科で行ったインビザライン治療で

インターナショナルギャラリーに掲載された2症例を

僕と檀先生でそれぞれ発表しました。

僕と檀先生はテーブルが同じでした。

僕達以外はイギリスのインビザラインドクターでした。

僕達の症例を見て

「仕上がりがとても美しい」

「日本人ドクターのレベルは高いですね」と言っていただきました。

とても嬉しいです。

その後、2013年のアメリカ矯正歯科学会で発表した

インビザライン矯正治療の講演も引き続き発表しました。


Dr.SchuppとDr.Mitra, Dr.Mortonとディスカッション。


香港のトップインビザラインドクターのDr.Yau.


カナダのトップインビザラインドクター Dr.Daher.


Dr.Viyuela.以前のインビザラインと

今のインビザライン治療とではアプローチが全然変わったと

話されていました。

今回もとても多くのインビザライン矯正治療の勉強と

ディスカッションが行えて有意義な時間でした。

もっとインビザライン矯正の勉強をしたいと感じました。

最後に

日本人で講演されていた佐本先生と一緒に。

ヨーロッパサミットで日本の先生が講演されているのを見るのは

とても気持ちがよかったです。

僕も頑張ります。

次のヨーロッパサミットは2年後。

次回が今から楽しみです。

僕達はサミットが終了したら

ドイツに向かいました。

そのままDr.Schuppのクリニックにインビザラインの研修です。

ではまたー