近年、数ある矯正装置の中でも世界で注目されているのは3Dプリンターで直接マウスピースをプリントしてできる「形状記憶マウスピース(シェイプメモリーアライナー)」でしょう。
形状記憶マウスピース(シェイプメモリーアライナー)は、2020年に登場しました。韓国のGraphy社が(社長:Mr. Un-seob Sim)開発し、発表されました。
3Dプリンターで模型を作らずに直接マウスピースをプリントする技術と言うだけでも新しい技術で、多くの企業がその開発に力をかけていました。ですが、なかなか口の中で着脱ができ、矯正力をかけられるようなマウスピースが3Dプリンターで直接プリントすることはできませんでした。しかし、Graphy社は、形状記憶機能までつけて、マウスピース用の材料を発表したのです。
矯正治療と形状記憶の関係
矯正治療で従来から使われるワイヤーにも「形状記憶」が用いられていました。氷水で冷やすと柔らかくなり、口の中の温度で固まる「Ni-Ti ワイヤー」と呼ばれるものです。多くの矯正の先生が今現在も使っています。矯正治療は、このNi-Tiワイヤーの登場で大きく変わりました。
形状記憶がマウスピース矯正に加わると
Graphy社の開発した材料で作られたマウスピース「形状記憶マウスピース(シェイプメモリーアライナー)」には、形状記憶機能がついています。

①矯正力の効果時間
熱可塑性素材と比較して持続的な矯正力にて歯の移動を行う
②矯正力の強さ
熱可塑性素材と比較して優しい矯正力(約1/9)で同じ移動が可能(P334、図3-1G 参照)
③アライナーの適合力
熱可塑性素材と比較してアンダーカット部のブロックアウトが少なくて良いので適合が高い
④歯との適合性
熱可塑性素材のプレスによる製作とプリンティングによる製作の違いにより歯と適合が良い
⑤装着の方法
熱可塑性素材はチューイ等を使用して噛み込むことで歯に適合させるが、形状記憶素材はお湯に入れてアライナーが軟化後に口腔内装着して時間経過すると適合する
と言うことで、まとめると今でのマウスピースに比べて歯の動きに最適であると言えます。
詳しくは患者様向けシェイプメモリーアライナー.com サイトにて
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