マウスピース矯正治療結果は歯型をとる回数に比例している?解説します
インビザライン矯正:定期的なスキャンで実現する、より精密な治療
なぜ毎回スキャンをすることで治療が良くなると言えるのか?
当院でインビザライン矯正を受けられている患者様から、「スキャンの回数が多いのはなぜですか?」というご質問をよくいただきます。結論から申し上げると、スキャンが多いということは、それだけ丁寧で精密な治療を受けていただいているということなのです。
従来のアライナー矯正との違い
従来の方法
以前の一般的なアライナー矯正では、治療開始時に一度だけ歯型をスキャンし、そのデータをもとに治療完了までのすべてのマウスピースを一度に作製していました。患者様は定期的に写真を撮って送信し、通院回数を減らすスタイルが主流でした。
コロナ禍では「できるだけ通院せずに治療できる」ことがメリットとされていましたが、この方法には課題もありました。最初に取った歯型データだけで1年後、2年後まで予測することは難しく、治療が進むにつれてマウスピースの適合が悪くなってしまうことがあったのです。
当院の最新アプローチ
当院では、1〜2ヶ月ごとに定期的なスキャンを実施しています。これにより、以下のような効果が得られます。
✓ こまめな軌道修正が可能
歯の動きを細かく確認しながら、その都度最適なプランに修正できます。
✓ マウスピースの適合不良を防ぐ
適合が悪くなる前に次のステップへ進むため、「マウスピースが合わない」という悩みがなくなります。
✓ より快適で早い歯の移動
細かい調整を重ねることで、無駄な動きを省き、効率的に歯を動かすことができます。
数字で見る違い
従来の方法では、年間1〜2回程度のスキャンでした。当院で2ヶ月ごとにスキャンを行うと、年間6回、2年間で合計12回のスキャンを実施することになります。つまり、従来の約6倍以上、歯科医師が患者様一人ひとりの治療経過を細かく確認しているということです。
スキャンの目的は「問題発見」ではなく「より良い治療」のため
以前は「うまく動いていない」という問題を見つけるためのスキャンでしたが、現在は違います。より良い治療結果を実現するため、より精密なプランニングを組み立てるためのスキャンです。
ネガティブな対応ではなく、ポジティブに治療をブラッシュアップしていくためのものとお考えください。
当院の治療の特徴
- すべての治療計画を院長がチェック
当院では、すべての患者様の治療計画を院長である尾島が作成・監修しています。 - 独自の技術を採用
形状記憶アライナーやダイレクトプリントアライナーなど、世界の矯正学会からも注目される最新技術を導入しています。 - アライナー矯正専門のチーム
10年以上アライナー矯正に特化した経験豊富な歯科医師チームが、患者様の治療をサポートします。
まとめ
定期的なスキャンは、決して手間をかけさせるためのものではありません。患者様により快適で、より早く、より確実な治療結果をお届けするための、当院のこだわりです。
従来の「歯型を取って1年間放置」ではなく、「細かく丁寧に、常に最適なプランで治療を進める」。これが、当院が目指す最新のアライナー矯正です。
インビザライン矯正にご興味のある方は、ぜひ当院にご相談ください。

