矯正治療で抜歯は必要?4つの判断基準をわかりやすく解説
矯正治療を考えている方からよくいただくご質問が、**「抜歯は必要ですか?」**というもの。
今日は、歯科医師がどのような基準で抜歯の必要性を判断しているのか、4つのポイントからわかりやすくお話しします。
抜歯が必要になる4つのケース
1️⃣ 横顔の突出感を改善したい場合
横から見たとき(プロファイル)、口元が前に出ていてお口が閉じにくいという方は、抜歯を検討することが多いです。
なぜ抜歯が必要?
- 歯をきれいに並べるスペースが足りない
- 抜歯(多くの場合、小臼歯=前から4番目の歯)で約8mmのスペースを確保
- そのスペースを使って前歯を後ろに下げることで、横顔の突出感を改善
結果: すっきりとした口元、閉じやすい唇が実現します✨
2️⃣ 非抜歯では対応できない骨格の場合
私たちは可能な限り、**抜歯をしない治療(非抜歯治療)**を第一選択として考えています。
非抜歯治療の4つの方法:
- 歯列拡大 – 傾いた歯を起こす
- 遠心移動 – 歯を奥に動かす
- 前方移動 – 前歯を少し前に出す
- IPR(歯間削合) – わずかに歯の間を削ってスペースを作る
しかし、これらの方法が使えないケースもあります。
抜歯を選ぶ理由:
- 骨が薄く、歯列拡大すると骨から歯が出てしまう可能性がある
- 歯茎が下がっていて、これ以上拡大できない
- 歯茎の健康を守るため
このような場合、抜歯してスペースを作る方が、長期的に安定した結果が得られます。
3️⃣ 予後不良の歯がある場合
すでに問題を抱えている歯がある場合、その歯をどうするかも重要な判断ポイントです。
こんな歯が該当します:
- 近い将来、割れる可能性がある歯
- 歯周病で抜ける可能性が高い歯
- 長期的に保存が難しい歯
治療の選択肢:
❓ その歯を残すか?
❓ 矯正のタイミングで抜歯し、他の健康な歯できれいに並べるか?
予後不良の歯を抜歯して、長持ちする安定した歯並びを作るという選択もあります。
4️⃣ 親知らずの影響を考慮する場合
矯正治療では、親知らず(智歯)を抜歯することが多いです。
理由:
- 27歳頃まで親知らずは手前に向かって成長し続ける
- せっかく整えた歯並びを崩してしまう
- 顎関節の痛みの原因になる
- 手前の歯との境目に虫歯ができやすい
- 食べ物が挟まり歯周病の原因になる
逆のパターンも!
場合によっては、親知らずを残して、手前の予後不良の歯を抜歯することもあります。
つまり、親知らずの代わりに問題のある歯を抜歯し、健康な親知らずを活用する方法です。
⚠️ カウンセリング前の注意点
よくあるのが、「カウンセリングの前に親知らずを抜いてきました!」というケース。
実は、これはちょっともったいないです。
なぜなら、ありのままの状態で来院していただいた方が、治療の選択肢が広がるからです。
歯科医師は以下を総合的に判断します:
- 親知らずの状態
- 他の歯の健康状態
- 骨格や歯茎の状態
- 患者さんのご希望
ですから、何もせずそのまま相談にいらしてください!
当クリニックの無料カウンセリング
当クリニックでは、無料カウンセリングを実施しています。
カウンセリング内容:
✅ お口の写真撮影(ご希望の方)
✅ レントゲン撮影(ご希望の方)
✅ 詳しい治療計画のご提案
なぜ無料でレントゲンまで?
実際の歯の状態を見ることで、想像ではなく、正確で詳しいお話ができるからです。
まとめ
抜歯が必要かどうかは、以下の4つのポイントで判断します:
- ✅ 横顔の突出感の改善が必要か
- ✅ 骨格や歯茎の状態が非抜歯治療に適しているか
- ✅ 予後不良の歯があるか
- ✅ 親知らずの影響をどう考えるか
大切なのは、あなたに最適な治療計画を一緒に考えることです。
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