アライナージェネレーションAT(1)解説〜まずはこれが必須の分析方法について〜

こんにちは、尾島です!

今日は2025年4月にクインテッセンス出版から発売された『アライナージェネレーション』の**39ページ「アライナーテクニック(1)」**について、特別に解説させていただきます!

アライナー矯正の「世代」とは?

アライナー矯正には、実は**5つの世代(ジェネレーション)**があります。

アライナー矯正の進化

世代 方法 特徴
第1世代 石膏・アルジネート 1つの歯型から1つしか作れない
第2世代 シリコン印象 スキャニング→CAD/CAM
第3世代 デジタルスキャナー(IOS) デジタルでシミュレーション
第4世代 3Dプリンターで模型作成 より精密な製作
第5世代 ダイレクトプリント アライナーを直接プリント

今日のお話は第3世代以降のデジタル時代の内容です!

もしまだ第1世代(石膏・アルジネート)でやっている方がいたら、今すぐデジタルに移行してください! 全然違いますから!

デジタルとアナログ、何が違う?

デジタルの4大メリット

1️⃣ 正確

  • 石膏は膨張する → 実際の歯の形と違う
  • デジタルスキャンは膨張しない → ほぼ実物と同じ

2️⃣ 早い

  • アルジネート:2個目を作るには再度石膏を流す必要がある
  • デジタル:コピー&ペースト!1秒で完了!

3️⃣ 簡単

  • スキャナーは当たっていれば誰でも取れる
  • アルジネートは練習が必要、上手い下手の差が大きい
  • エラーが少ない(気泡、唾液混入などの問題なし)

4️⃣ 便利

  • 劣化しない
  • 置き場所に困らない
  • データ送信も簡単(重い石膏模型を送る必要なし!)

デジタルデータの連動が超重要!

3つのデータを統合する

アライナー矯正で最も重要なのが、3つのデジタルデータの連動です:

①歯のデータ(STL) + ②骨のデータ(CT) + ③お顔のデータ(STL)

① 歯のデータ + CTデータ

石膏模型では不可能

  • リアルなものとデジタルを統合できない
  • 見えない根っこや骨は想像するしかない

デジタルなら可能

  • 歯のSTLデータとCTデータをパチン!と統合
  • 見えなかった根っこが見える
  • 見えなかった骨が見える
  • 骨の幅が何mmあるか分かる
  • どこまで歯を動かせるか明確になる!

② さらにお顔のデータも統合

3つのデータを統合すると:

  • お顔に対してどこに歯があるか分かる
  • お顔に対してどこに骨があるか分かる
  • 正確な分析ができる!

なぜデジタル連動がアライナー矯正に必須なのか?

ワイヤー矯正との違い

ワイヤー矯正:

  • 何度曲げるのか感覚的
  • 手で曲げる(または機械で曲げる)
  • データとの連動が弱い

アライナー矯正:

  • 何mmの移動が必要か数値で明確
  • 限界値が分かる
  • 限界値まで動かす装置を作れるのが唯一アライナー!
  • ここだけ動かす、という精密なコントロールが可能

精密な分析ができること

デジタルデータの連動により:

  • ✅ 何mm動かせるか明確
  • ✅ 何度コントロールできるか分かる
  • ✅ 正中線の分析が正確
  • ✅ スマイルラインの分析が分かりやすい

まとめ:アライナー矯正のスキルを上げるために

ステップ1:正確なデータ採得

まず患者様の最初のデータを正確に知ることが超重要!

そのデータが:

  • ✅ 正確
  • ✅ 早い
  • ✅ 簡単

であればあるほど、次のステップに早く進めます!

ステップ2:デジタルデータの連動

  • アルジネート印象:収縮、膨張、別々のデータで見る → 分析精度が下がる

  • デジタル統合:すべて連動、一緒に見られる → 分析精度が上がる!

今後のゴールドスタンダード

デジタルデータで分析していく

これが今後の矯正治療のゴールドスタンダードになります!

(この考え方は2016年から変わっていません。今から9年前ですが、今も未来も変わらない真実です)

未来の可能性

さらに将来は**AR(拡張現実)**の活用も期待されています:

  • お顔にCTデータを重ねる
  • 関節まで見える
  • より精密な診断が可能に

でも、今の段階ではデジタルデータの連動がオーソドックスなゴールドスタンダードです!

患者様へのメッセージ

当院では、最新のデジタル技術を使って:

  • より正確な診断
  • より精密な治療計画
  • より確実な治療結果

を目指しています。

デジタルスキャンは:

  • 痛くない
  • 早い
  • 正確

という患者様にとってもメリットが大きい方法です!

デジタルデータの連動による分析、これがアライナー矯正治療を勉強する上で超重要です!

私たちのクリニックでも毎日実践していますので、ぜひ安心して治療を受けてください。

詳しい内容は『アライナージェネレーション』(クインテッセンス出版)39ページをご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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