【患者様向け】マウスピース矯正、どこで作るかで何が変わる?2025年の最新事情
こんにちは!マウスピース矯正を受けている方、これから始めようと思っている方に、ぜひ知っておいてほしいお話があります。
実は、マウスピース矯正には**「どこで作るか」**によって大きな違いがあるんです。今日はその違いと、あなたにとって何がベストなのかをわかりやすくお伝えします。
マウスピースの作り方、実は2種類あるんです
①外注型(がいちゅうがた)
歯医者さんで歯型を取って、専門の会社に送って作ってもらう方法です。有名なマウスピース矯正ブランドの多くがこのタイプ。計画的に何十枚ものマウスピースをまとめて作ります。
メリット:
- 歯医者さんが高額な機械を買わなくてOK
- 矯正を始めたばかりの歯医者さんでも導入しやすい
デメリット:
- 歯型を取ってから届くまで時間がかかる(通常1ヶ月程度)
- 途中で調整したくてもすぐには対応できない
②院内製作型(いんないせいさくがた)
歯医者さんが自分のクリニックで、3Dプリンターを使って作る方法です。最新の「形状記憶素材」という特殊な材料を使います。
メリット:
- 必要な時にすぐ作れる!
- 細かい調整がスピーディー
- 先生が「ここをもう少し動かしたい」と思ったらすぐ対応
デメリット:
- クリニックが設備投資をする必要がある
実はマウスピース矯正、もともとは院内製作から始まったんです
マウスピース矯正の歴史をちょっと振り返ってみましょう:
- 第1世代・第2世代:院内製作でスタート
- 第3世代:外注型が主流に
- 第4世代・第5世代(今ここ!):3Dプリンター技術の進化で、再び院内製作が注目されています
つまり、最新トレンドは「院内製作」への回帰なんです。でも、「どちらか一方だけ」ではなく、「両方を上手に組み合わせる」時代になっています。
あなたの状況別:どっちが向いてる?
【ケース1】お子様の矯正 → 院内製作がおすすめ!
お子様の矯正で院内製作が特に優れている理由は3つあります。
理由❶ 歯の生え変わりにすぐ対応できる
お子様の場合、乳歯が抜けて永久歯が生えてくるタイミングがあります。外注型だと、新しい歯が生えてきたのに「新しいマウスピースが届くまで1ヶ月待ち」なんてことも。院内製作なら、その日のうちに対応可能です。
理由❷ 成長に合わせた調整ができる
お子様の顎は日々成長しています。歯だけでなく、顎の骨全体がどんどん大きくなっていくんです。だから、こまめに歯型を取って、成長に合わせて調整することがとても大切。院内製作なら、ベストなタイミングで対応できます。
理由❸ 長期治療でも期限切れの心配なし
小児矯正は5〜6歳から始めて、14歳頃まで続くこともあります。途中で「1期治療」が終わって休憩期間を挟み、すべての歯が生えそろってから「2期治療」を始めることも。
外注型だと、この休憩期間中に契約期限が切れてしまい、「2期治療を始めるのに、また最初から契約し直し」なんてことに。院内製作なら、ワイヤー矯正と同じように期限を気にせず、必要な時に治療を再開できます。
【ケース2】ちょっとした後戻りや微調整 → 院内製作が便利!
矯正治療が終わって、保定期間(リテーナーをつける期間)に入った後、「あれ?ちょっと歯が動いちゃった?」ということ、実は少なくありません。
外注型の場合:
- また歯型を取って会社に送る
- 新しいマウスピースが届くまで約1ヶ月
- でも契約期限が切れていたら、追加費用がかかることも
院内製作の場合:
- その場ですぐ対応
- コストも時間も節約
- 「ちょっと気になる」レベルで早めに対処できる
【ケース3】マウスピースが合わなくなった時 → 院内製作で即対応!
矯正治療中、マウスピースがうまくフィットしなくなったり、歯の動きが計画通りにいかないこと、時々あります。
外注型の場合:
- 新しいマウスピースを注文
- 届くまで約1ヶ月待つ
- その間、治療が進まない(これが一番もったいない!)
院内製作の場合:
- 月1回の通院で細かく調整
- すぐに治療を再開できる
- 結果的に治療期間が短くなる可能性も
【ケース4】手術を伴う矯正治療 → 院内製作が理想的!
顎の手術や、上顎を広げる治療(MSE)などを行った後は、**「RAP効果」**という特別な期間があります。これは、手術などで骨に刺激が加わった後の約3ヶ月間、歯がとても動きやすくなる現象です。
この貴重な「ゴールデンタイム」を、「マウスピースが届くのを待つ時間」で無駄にしてしまうのはもったいない!院内製作なら、手術直後からすぐに治療を開始できます。
【ケース5】複雑な矯正治療 → 組み合わせが効果的!
歯を抜いて矯正する場合など、複雑なケースでは、段階に応じて外注型と院内製作を組み合わせることで、より効率的な治療が可能です。
例えば:
- 奥歯を後ろに動かす段階(2mm程度)→ 院内製作でスタート
- ある程度スペースができた → 外注型にバトンタッチ
- 最後の細かい仕上げ → また院内製作で調整
または:
- 外注型でメインの治療
- うまくいかない部分を院内製作でリカバリー
- 最後の仕上げは再び外注型で
こんな風に自由に組み合わせられるのが、2025年以降の新しいスタイルです。
「組み合わせ」が患者様にとって最高の結果を生む
2025年以降、「外注型だけ」「院内製作だけ」という時代は終わりました。これからは、あなたの状況に合わせて最適な方法を選ぶ・組み合わせる時代です。
実際の組み合わせ例
パターン1:保定期間の安心プラン 外注型でしっかり治療完了 → 保定期間中の微調整は院内製作で
パターン2:スピード重視プラン 院内製作で初期治療 → 外注型で本格移動 → 仕上げは院内製作
パターン3:リカバリー重視プラン 外注型で治療中、フィットしなくなったら院内製作で一時的に修正 → 軌道に乗ったら外注型に戻す
あなたにとってのメリットまとめ
この新しい治療スタイルで、あなたが得られるメリット:
✓ 待ち時間の削減
「新しいマウスピースが届くまで1ヶ月待ち」が減る
✓ 通院回数の削減
「マウスピースが合わなくて何度も通院」が減る
✓ 治療期間の短縮
素早い対応とリカバリーで、トータルの期間が短くなる可能性
✓ より精密な仕上がり
細かく調整しながら進められるので、理想の歯並びに近づける
✓ コストパフォーマンス向上
治療後の小さな調整に、大きな追加費用がかからない
✓ 安心感アップ
何かあってもすぐ対応してもらえる安心感
最新素材「形状記憶マウスピース」って何?
院内製作で使われる最新の素材は、体温(37度)で形状記憶機能を発揮する特殊な材料です。
従来のマウスピースとの違い
- 装着感:より快適で違和感が少ない
- 効率性:歯をより効率的に動かせる
- 耐久性:丈夫で長持ち
この新素材は「グラフィアライナー」と呼ばれ、世界中の歯科矯正学会で注目されています。アメリカやヨーロッパの大学でも研究が進み、多くの論文が発表されている、確かな技術です。
なぜ今、院内製作が注目されているの?
理由1:3Dプリンター技術の進化
以前は高額で精度も今ひとつだった3Dプリンターが、今では高精度で手の届く価格になりました。
理由2:形状記憶素材の登場
ただのプラスチックから、体温で反応する高機能素材へと進化しました。
理由3:患者様のニーズの変化
「早く」「柔軟に」「無駄なく」治療を進めたいという声が増えています。
「外注型一択」では窮屈な時代に
ワイヤー矯正でも、いろんな種類の装置を状況に応じて使い分けますよね?それと同じで、マウスピース矯正も「この方法しか使えません」では、患者様にとって最高の結果が出せないことがあります。
マウスピース矯正を専門にしている先生なら、患者様も「マウスピースで最後まで治療してほしい」と思うはず。だからこそ、柔軟に対応できる環境があることが大切なんです。
こんな時は先生に相談してみましょう
- マウスピース矯正を検討している
- 現在の治療で「もっと早く進められないかな?」と感じている
- 治療が終わったけど、少し後戻りが気になる
- お子様の矯正を考えている
- 治療中にマウスピースが合わなくなった
- 保定期間中の微調整をどうするか悩んでいる
ぜひ担当の先生に「院内製作のマウスピース」や「治療方法の組み合わせ」について聞いてみてください。
まとめ:あなただけのオーダーメイド治療へ
2025年以降のマウスピース矯正は、もっとドラマチックで、もっとあなたに寄り添った治療になっています。
「外注型」と「院内製作」、どちらか一方を選ぶのではなく、あなたの状況に合わせて最適な方法を組み合わせる—それが新しいスタンダードです。
最新の技術と素材、そして柔軟な治療計画によって、より快適に、より効率的に、そしてより美しい笑顔を手に入れられる時代になりました。
あなたの理想の歯並びへの道のりが、もっとスムーズで快適なものになりますように。
次回の診察時に、ぜひ先生に「どんな選択肢があるの?」と聞いてみてください。新しい可能性が広がるかもしれません!
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