マウスピース矯正はいつから始められる?外注型と院内製作型の違いを解説
こんにちは。歯科矯正を検討されている患者様から非常に多くいただく質問があります。
「マウスピース矯正っていつから始められますか?」
今日はこの質問にお答えするため、マウスピース矯正の製作方法による違いを詳しくご説明します。
マウスピース矯正は3つのタイプに分かれます
マウスピース矯正には大きく分けて以下の3つのタイプがあります:
- 外注型アライナー
- 院内製作型(模型プレスタイプ)
- 院内製作型(ダイレクトプリントタイプ)
それぞれで治療開始までの期間が大きく異なりますので、順番に見ていきましょう。
1. 外注型アライナー(インビザラインなど)
代表的なブランド
- インビザライン
- クリアコレクト
- シュアスマイル など
治療開始までの流れ
- 歯型採取:クリニックで歯型を取ります
- データ送信:歯型データを製造会社に送ります
- 治療計画の確認:担当医が治療計画を確認します
- 修正作業:「これではダメです、こうしてください」という修正を何度も行います
- 製作開始:治療計画が確定してから製作が始まります
- 配送:完成したマウスピースが海外から届きます(インビザラインは日本で製作していません)
- クリニック到着:受付からご連絡
- 治療スタート:1枚目のマウスピースを装着
治療開始までの期間
目安:最短で約1ヶ月
修正回数が多い場合や、抜歯の有無など複数のパターンを検討する場合は、さらに時間がかかることもあります。
重要なポイント
治療計画の作成は決して省略してはいけない重要なプロセスです。AIによる自動作成ではなく、担当医がしっかりとプランニングを立てる必要があります。
- 抜歯する場合はどうなるか
- 抜歯しない場合はどうなるか
- 患者様一人ひとりに最適な治療計画は何か
これらを慎重に検討するため、ある程度の時間が必要になります。
2. 院内製作型(ダイレクトプリント)
最大の特徴
最短で当日、遅くても1週間以内に治療開始可能
これが外注型との最も大きな違いです。
分かりやすい例え:ピザのデリバリーと専門店
外注型 = デリバリーピザ
- ピザ工場で作られた冷凍ピザを温めて配達
- 注文から受け取りまで時間がかかる
- クリニックには製作設備がない
院内製作型 = ピザ専門店
- その場で生地から手作り
- 窯で焼き立てをすぐに提供
- 専門の設備と技術がある
お蕎麦屋さんで例えるなら、専門店では目の前で手打ちそばを作ってくれるのと同じイメージです。
なぜ今、院内製作型が注目されているのか
テクノロジーの進化
以前は院内製作が難しかった理由:
- 3Dプリンターで歯の模型を作るのに3時間以上かかった
- シミュレーションソフトが発展途上だった
- 素材の選択肢が限られていた
現在の技術革新:
- 超高速3Dプリンター:わずか5分でプリント完了
- 高性能シミュレーションソフト:精密な治療計画が可能
- 形状記憶素材:ダイレクトプリントに最適な素晴らしい素材が登場
世界の矯正学会でも注目
現在、世界の矯正学会では院内製作型アライナーのトピックスがどんどん増えており、これからの10年で大きく進化していくと予想されています。
院内製作型のその他のメリット
1. フィッティングが悪くなった時の対応が早い
外注型の場合:
- 再度歯型を取る
- 約1ヶ月待つ
- その間、歯の移動がストップ
院内製作型の場合:
- すぐに歯型を取って製作
- 治療を中断せずに継続可能
2. 歯型採取の回数が少ない
外注型の場合:
- 1〜2年分のマウスピースを一度に製造
- 何度も型取りが必要
院内製作型の場合:
- 合わなくなったらすぐに製作可能
- 柔軟に対応できる設備が整っている
3. 治療期間の短縮
状況に応じて素早く対応できるため、結果的に治療期間も短くなる可能性があります。
まとめ:あなたに合った選択を
| 項目 | 外注型 | 院内製作型(ダイレクトプリント) |
| 治療開始まで | 約1ヶ月 | 最短当日〜1週間 |
| 製作場所 | 海外工場 | クリニック内 |
| 途中修正 | 約1ヶ月待ち | 即座に対応可能 |
| メリット | 実績が豊富 | スピード・柔軟性 |
院内製作型はこんな方におすすめ
✓ できるだけ早く矯正を始めたい ✓ 治療中の柔軟な対応を重視したい ✓ 治療期間を短くしたい ✓ 最新の技術を試したい
院内製作型アライナーは、従来のマウスピース矯正の弱点をカバーする新しい可能性を持ったアプローチです。
矯正治療について詳しく知りたい方へ
当クリニックでは無料矯正相談を実施しております。外注型・院内製作型それぞれのメリット・デメリットを詳しくご説明し、あなたに最適な治療方法をご提案いたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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