インビザラインあるあるマウスピース矯正のホントとウソ!?患者様向け

皆さん、ごきげんよう尾島です

2024年10月もう少しで終わりますね

9月と10月は、日本も過ごしやすい季節ですが、海外も良い季節なので学会開催がとても多いです。今年は2ヶ月で9カ国にて依頼講演を行って参りました。近くは韓国、遠くはチリまで、、移動距離がものすごいですが、オンライン講義では得られない、対面での講演は会場の熱も感じることができ、直接ご参加の先生方とお話しもできるので良いご縁もたくさんあります。それぞれの国のレポートは、改めて書かせていただきます。

海外でも、当院で行っているシェイプメモリーアライナーへの注目度が高いのを実感指定rます。今まで、インビザラインを初めとした企業に発注するシステムではなく、内製化されたアライナー矯正システムを導入して2年が経過しました。

今後はますますインハウスシステム、シェイプメモリーアライナーの需要が上がっていくことが予想されます。

今日は普段クリニックでは無料矯正相談をいうのを行っていて、初回の患者様に無料で当院のアライナー矯正治療のご案内をしているのですが、その時に一緒に担当させていただくトリートメントとコーディネーターさんが、よく患者様からいただくご質問をまとめましたので、気になる方は読んでいただければと思います。

トリートメントとコーディネーターさんは、矯正相談の時に患者さんと先生の間に立っていただいて患者さんの気持ちを優しく包み込む。どうすればより治療がうまくいくのかというのを考えてくださる方がいるんです。先生には聞きにくいことも、聞いていただけるので安心ですね。費用のご説明もトリートメントとコーディネーターさんがしてくれます。

矯正相談にいらっしゃる患者様からいただく質問
「それ本当っ?」ていうのを尾島に直接聞いてみたという感じでずらりと10個ラインナップがあるのでこれについてズバリ答えて行きましょう

 

マウスピース矯正ではマウスピースを20時間つけないとダメですか: YES 

マウスピース矯正ではマウスピースをつけたままお菓子食べていいんですか:No<YES

マウスピースを装着するだけで、本当に歯が動くのですか?: YES 

マウスピース矯正では親知らずは必ず抜歯が必要ですか?:抜歯した方がいいのでYES(そうじゃない場合もありますよ! )

マウスピース矯正で「出っ歯」は治りますか?:治りますYES

マウスピース矯正はマウスピースを装着したままなので、虫歯ができやすいですか?:最もできにくいです No

マウスピース矯正中にタバコを吸うと矯正ができないんですか? タバコを吸うとマウスピース真っ黒です

マウスピース矯正では「歯を削る」と言われたんですけど問題ないんですか?

削ることはしません。整えるくらいです。さらに問題はありませんので Yes

マウスピース矯正の抜歯矯正では、抜歯して口元が下がりすぎることはありませんか? No 分析次第です

マウスピース矯正でほうれい線ってできますか? ほうれい線は矯正とは全く関係ありませんNo

 

こんな感じで、
まず一つずつちょっと解説をしていこうかなと思うんですけど

マウスピース矯正ではマウスピースを20時間つけないとダメですか

これよくありますよね何時間装着がご希望ですか?5時間とか?寝る時だけ?

1日は24時間じゃないですか、24時間の半分は12時間

「半分でも装着すればいいですか?」って聞かれることがあります。

「その分、1枚のマウスピースの装着期間を長く使います!」みたいな。

ですが、12時間つけてて12時間外したら、これは歯が元の位置に戻ります。

だから12時間装着していた分も無駄になってしまうので、せめて20時間は装着していただき、力を歯に与え続ける時間が必要なんです。

基本的にお食事の時と歯ブラシの時以外は装着していただければ、取り外し式という画期的な装置だけど矯正できますよってことなので是非これは20時間つけてください。

装着時間はどうしても歯と骨の問題がありますので、20時間は装着してください。

 

ということでYESということですね 

 

マウスピース矯正ではマウスピースをつけたままお菓子食べていいんですか

お菓子は外して食べてください

 

時間がないけど例えば会議だったり移動でね、ゼリーみたいなものをパクッとみたいな時には外さなくてもいいかもしれませんが、固形ものもは食べない方がいいです。

糖分は口の中に残ってしまうと虫歯を作りやすくなりますので、これはやめたほうがいいですね

 

マウスピースって本当に動くんですか

マウスピース矯正治療が現在の時代では普及しており、アメリカを含む世界中の矯正歯科学会でも積極的に取り入れられています。今はもうマウスピースで歯が動くことは多くの症例から実証されています。

海外ではアライナーの矯正治療マウスピース矯正は当たり前なので動きます Yes

 

マウスピース矯正では親知らずは必ず抜歯が必要ですか?

親知らずの抜歯については、必ずしも全ての親知らずを抜く必要はなく、症例によっては抜歯しなくても良い場合もあります。

 

マウスピース矯正で「前歯の出っ歯」は治りますか?

これはYESですね。歯が問題の場合は、小臼歯抜歯をして前歯を下げることもできます。抜歯をしなくても、現在の前歯の位置よりも下げられる場合もありますので、まずは歯並びをみさせていただく必要があります。

骨格的な出っ歯の場合は、矯正治療だけでは満足に前歯が下げられない場合があります。骨格が問題の場合は、サージェリーファーストのような外科的矯正治療の適応になる場合もありますので、まずはご来院していただきご相談しましょう。

 

マウスピース矯正は装着したままなので、虫歯ができやすいですか?

これNoですね。なぜか分かります?

装置を外して今まで通り歯を磨くことができるからです。今まで、ワイヤー矯正では装置を外すことができる矯正治療の方法はありませんでした。表側でも裏側でも、基本的には装置を矯正治療期間中装着したままになります。

ですが、マウスピース矯正の場合は、マウスピースを取り外しできますので、歯ブラシもフロスも問題なくできます。

 

マウスピース矯正中にタバコを吸うと矯正ができないんですか?

 

マウスピースというせっかくの快適で透明なのを使っている時にタバコを吸ったらマウスピースは真っ茶色に変色します。マウスピースを外して吸ったとしても、口の中にニコチンが残りますのでマウスピースは変色しやすくなります。

矯正治療ができないわけではありませんが、歯が動きにくい可能性があります。矯正治療には、顎の骨の中の血流がとても重要になります。歯が動いたところに骨を作りながら動いていくからです。

 

マウスピース矯正では「歯を削る」と言われたんですけど問題ないんですか?

クリニックによりますが、通常は問題あるほどは行いません。

特に当院ではインハウスシステム、シェイプメモリーアライナーシステムを採用して、インビザライン矯正の時に比較するとIPR(ディスキング)の量ははるかに少なくなりました。

仕上げで行うことはありますが、まずは側方拡大、もしくは抜歯矯正を検討します。

それから、IPR(ディスキング)はたくさん削るということはなく、磨く程度です。当院では最大で1箇所 0.2〜0.3mm(エナメル質の厚みの1/10)程度となります

 

マウスピース矯正の抜歯矯正では、抜歯して口元が下がりすぎることはありませんか?

これは分析次第です。これはねどこに並べてあげるといいのかっていうのを確認して

分析するので一番いいとこに合わせます。また治療途中でも随時分析して調整を行うため「下がりすぎる」ということについて心配はございません

 

マウスピース矯正でほうれい線ってできますか? 

ほうれい線は矯正治療によってできるものではありません

歯を抜いてすっとしたから突然ほうれい線ができる、わけではなく年齢と共に顔は変化しますので、その影響があると考えています。

矯正治療は2年程度の時間がかかる治療なので、治療前後を比べたら、歯並びだけではなく顔や体型も変わるでしょう。年齢によっても変わり方が大きい年齢もあります。筋肉や顔の動かし方によっても変わってくるでしょう。

 

さて、マウスピース矯正治療でよくある質問についてまとめてみました。

自分の歯並びはマウスピース矯正で治せるの?

抜歯矯正が必要なの?

歯並びが変わったらどうなるの?

など、気になる方はまずは無料矯正相談にお越しください。

 

無料矯正相談のお申し込みは

https://smile-i-ortho.jp/form/consultation/

 

本日の内容はYoutube 動画でもご覧いただけます

マウスピース矯正中の歯の揺れについて解説します

皆さん ごきげんよう、尾島です。今日は患者様向けのお話しを致します。

矯正治療中の患者様からよくいただくご質問で、「インビザラインを始めて歯が揺れるようになりました。心配です。大丈夫でしょうか?」というご質問があります。

歯が揺れてきたら心配ですよね。お答えしていきます。

まず矯正歯科治療というのは、歯のみを動かすわけではありません。歯そのものは変わらないんです。ただ、周りの骨の形が移動と共に変わってくるわけです。

歯の位置が変わるので、歯の場所が変わっているとか 、形が変わっている感じがあるんですけど、実は矯正治療ではワイヤー矯正でもマウスピース矯正でも、歯にグーッと矯正力が加わります。力がかかって歯が押されると、押された側に接している骨は「充血」を起こします。充血によって、破骨細胞が出現して押されている側の骨をどんどん吸収して、そこに歯が移動していきます。

一方、元々歯があった押す側の骨と、歯の間には空間が開きます。歯が動くと、空間側には骨をどんどん作るための骨芽細胞が出現して、骨を作っていきます。

これを繰り返しながら、歯というのは動きます。
これを「骨のリモデリング」と言います。

つまり矯正歯科治療というのは、歯を動かすイメージがありますが、実は骨の形を変えていくことでもあるのですね。

歯が揺れると「歯が弱くなってしまったの?」「歯が溶けてしまったの?」なんて考えてしまったりしますが、そうではありませんのでご安心ください。

歯を押す側に骨が作られる時には、始めは柔らかい骨ができるんです。
その時にはまだ歯がグラグラします。

ワイヤー矯正とインビザライン矯正では、歯の揺れ方に差があるの?

マウスピース矯正の場合は、ご自身でマウスピースの取り外しを行います。マウスピースを装着している時には気づかないのですが、取り外す瞬間や、マウスピースを外して食事をする時には歯を固定するものがないので、とても歯が揺れていると感じやすいです。それで驚く方が多いですね。

ワイヤー矯正の場合は、ワイヤーで全ての歯が繋がっていて固定されているため、歯の揺れについて気づきにくいのですが、実はワイヤーを外した時には驚くほど歯がグラグラしている場合が多いです。ワイヤー矯正治療に比べると、マウスピース矯正の方が歯にかかる力がコントロールされている(1枚のマウスピースで0.25mm程度の移動となっています)ので、動揺する程度も小さいと言えますが、どちらにしても歯が揺れると心配になるものなので、今回のお話で少し安心していただけると嬉しいです。

矯正治療中の歯の揺れに対して注意することはありますか?

矯正治療の食事について気をつける点があります。すごく硬いものを噛んだりなどすると歯の揺れがひどくなったり、それにより痛みがでたりすることがあります。マウスピース矯正はマウスピースを外して何でも噛めるという点は良い点でもありますが、あまり硬いものは注意して噛んでくださいね。

あと氷を噛むクセがあるとかそういう人もちょっと危険ですね。

あとは、歯が揺れるのを気にして、指で揺らしたりするのも良くないので、それはしない方がいいかと思います。

どちらにしても、矯正治療中の歯の揺れについては心配ありませんよ。というとこだけ覚えていてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
それでは みなさんごきげんよう。

歯の動揺について、動画でも解説していますので見てみてください↓↓↓

 

Dr. Schupp のCMD Lecture に出席いたしました

2016年4月にドイツ オストベーバンで開催された
Dr. Schupp のCMD Lecture に出席いたしました。

このセミナーは、顎関節症(CMD)に問題を持つ患者様に対する矯正治療について
専門的に勉強するためのセミナーです。

矯正治療と顎関節には、大きな関わりがあります。

しかし、そのことを深く追求し、治療に生かすことのできる先生はまだまだ少ないと思います。

矯正治療は、「歯並びを治す」だけではありません。

顎関節の位置、状態、痛み、筋肉、神経、それらを把握して
正しい顎の位置で歯の位置を考えることが重要です。

Dr. Schuppは、顎の位置からインビザライン矯正について考えるスペシャリストです。

これからも勉強していきたいと思います。