マウスピース矯正に年齢制限はある?最適な開始時期を解説します

こんにちは!今日はマウスピース矯正(アライナー矯正)について、患者様からよくご質問をいただく「年齢制限」についてお話しします。

結論:年齢制限はありませんが、最適な時期があります

マウスピース矯正に年齢の上限・下限はありません。ただし、始めるのに適した時期というのがあります。それぞれのライフステージに合わせた最適なアプローチをご紹介します。

大人の方の場合:何歳まで可能?

当クリニックでは、75歳の方もマウスピース矯正治療を行っています。

矯正治療ができる条件

  • 歯がある
  • 顎の骨がある
  • 歯周病でない

この3つの条件が揃っていれば、いつでも矯正治療は可能です。天然の歯であれば年齢に関係なく動きます(インプラントの歯は動きません)。

お子様の場合:年齢別の最適なアプローチ

0〜6歳:乳歯の時期

この時期は基本的にまだ矯正治療は行いません。ただし、**受け口(反対咬合)**の場合は例外です。

受け口は早期治療が重要!

上顎の成長のピークは9〜11歳です。この時期に受け口のままでいると、上顎の成長が止まってしまう可能性があります。そのため、受け口が見られる場合は、11歳頃までに治療を開始することをおすすめします。

6〜11歳:混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)

6歳頃になると6歳臼歯が生えてきます。この時期は乳歯と永久歯が混在しているため、特別な配慮が必要です。

この時期の問題点

  • 乳歯が抜けて永久歯が生えてくる
  • 歯型を取ってもすぐに合わなくなる
  • マウスピースの製作中に歯が動いてしまう
  • 6歳臼歯が前に移動すると、その後に生える歯のスペースがなくなる

この時期におすすめ:インハウスアライナー

インハウスアライナー(院内で製作するマウスピース)が特におすすめです。

インハウスアライナーのメリット:

  • 歯型を取ってから当日〜1週間で装置をお渡しできる
  • 歯が動く前に装置を装着できる
  • 形状記憶タイプならアタッチメント(歯に付ける突起)が不要
  • 乳歯の交換にも柔軟に対応できる
  • 噛む面をくり抜いたり、歯が生えてくるスペースを確保したりと、自由なデザインが可能
  • 病院の規定に基づくため、追加費用の心配が少ない

10〜11歳以降:外注型アライナー(インビザラインなど)の場合

大手メーカーの外注型アライナー(インビザラインなど)を使用する場合、**契約期間(アカウント)**に注意が必要です。

アカウント期間の考え方

  • 多くのメーカーでアカウント期間は約3〜5年
  • 第2大臼歯(7番目の歯)は14歳頃に生えてくる
  • 14歳時点でアカウントが残っているのが理想

逆算すると:

  • 9歳スタート → 13歳でアカウント終了(第2大臼歯が生える前に期限切れ)
  • 10〜11歳スタート → 14〜16歳でアカウント終了(第2大臼歯のコントロールが可能)

そのため、外注型アライナーは10〜11歳頃からの開始が最適と考えられます。

10〜11歳以降:インハウスアライナーの場合

インハウスアライナーはどの年齢でもおすすめできます
アカウントを気にすることなく(クリニックの規定によります)患者さまの状態に合わせてデザインすることが可能です

シェイプメモリーアライナーであれば、お子様でもアタッチメントを装着することなくマウスピース矯正ができるので虫歯にもなりにくく快適です

痛みが少ないので安心して始められます

時期別のまとめ

年齢 状態 おすすめの治療
0〜6歳 乳歯期 受け口の場合は早期介入
6〜11歳 混合歯列期 インハウスアライナー(特に形状記憶タイプ)
10〜11歳以降 永久歯への移行期 外注型アライナーも選択肢に
成人 永久歯完成 歯と骨の状態が良ければいつでも可能

最後に

マウスピース矯正は、年齢に関係なく多くの方に適用できる治療法です。ただし、お子様の場合は開始時期によって治療の進め方が大きく変わります

特に混合歯列期(6〜11歳)は、歯の生え変わりが活発な時期のため、インハウスアライナーでの対応が効果的です。また、受け口などの顎の成長に影響する問題は、早期の対応が重要です。

ご自身やお子様に合った最適な治療開始時期について、ぜひ歯科医師にご相談ください。

この記事が参考になりましたら幸いです。矯正治療についてご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

尾島賢治先生の無料矯正相談

 

 

 

 

本日の内容はこちらの動画でもご覧いただけます