【抜歯 vs 非抜歯】何が違うの?矯正治療で「歯を抜く・抜かない」の境界線
今回は、矯正治療を検討中の方から特によくいただく質問「歯を抜く矯正(抜歯)」と「抜かない矯正(非抜歯)」って、結局何が違うの?」という疑問に、ズバッと分かりやすくお答えします!
「私はどっちがいいんだろう?」と悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
結論:一番の違いは「前歯の仕上がりの位置」
結論から言うと、抜歯と非抜歯の最も大きな違いは「前歯をどれくらい下げられるか(仕上がりの位置)」、これに尽きます!
抜歯(小臼歯を抜く場合): 歯を抜いた分の大きなスペースができるため、前歯を後ろに大きく下げることができます。「口元をしっかり下げたい」「出っ歯を大きく改善したい」という方に選ばれます。
非抜歯(歯を抜かない場合): スペースに限りがあるため、前歯を大きく下げることはできません。
抜かないで前歯を下げる「2つの方法」と限界
「歯は抜きたくない、でも前歯は少し下げたい…」という場合、私たちは主に2つの方法を使います。
奥歯をさらに後ろへ動かす(大臼歯の遠心移動)
奥歯の後ろにある「骨の量」に余裕があれば、1〜2mmほど後ろにドミノ倒しのように下げることができます。
歯と歯の間をほんの少しだけ削る(IPR)
問題のない範囲で歯の表面をわずかに削り、隙間を作ります。これで下げられる限界はだいたい2〜3mmです。
ここがポイント!
2〜3mmの移動は、私たち専門医から見れば大きな数字ですが、お顔全体の見た目の変化としては「劇的に引っ込む」というレベルではありません。
だからこそ、「抜くか・抜かないか」のボーダーラインにいる患者様は、事前の精密な分析がとても重要になります。
期間・難易度・治療装置はどう変わる?
ほかにも、患者様が気になる「3つの違い」をまとめました。
① 治療期間の違い
移動量が多ければ長い、少なければ短い
当然ですが、歯をたくさん動かす(大きく下げる)ほうが期間は長くなります。比例して長くはなりますが、年単位で見ればそこまで極端な差ではありません。
② 治療の難易度
「抜歯」のほうが圧倒的に難易度が高い!
歯を抜いたスペースを綺麗に閉じながら歯並びを整えるには、ドクターの高度な技術と経験(スキルや過去の症例数)が必要です。そのため、医院によって「できる・できない」の差が出やすい部分でもあります。
③ マウスピース(アライナー)だけで治せる?
装置の種類にこだわりすぎないことが大切
当院ではほとんどの症例をマウスピース単独で治療していますが、大切なのは「マウスピースだけでやるかどうか」ではなく、「理想のゴールにたどり着くこと」です。
例えば、歯茎が大きく見える「ガミースマイル」を改善する場合、マウスピースに加えて「歯科用ミニスクリュー(小さなネジ)」を併用して歯をグッと上に引き上げるなど、複数の装置をフレキシブルに組み合わせるのが本来の矯正治療の考え方です。頭を柔らかくして、ベストな方法を選びましょう!
失敗しないために:シミュレーションだけでなく「精密検査」を!
「私は抜くべき?抜かないべき?」
これは、画面上のシミュレーションだけで判断できるものではありません。
当院では、CT撮影やお顔の写真、骨の状態など、あらゆる角度からの分析結果をもとに、患者様にとって一番綺麗になるゴールをご提案しています。
お気軽にご相談ください
矯正治療は、お顔全体のバランスや骨の状態によって最適なゴールが一人ひとり異なります。
「自分の口元ならどうなるのかな?」とお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にお口の状態を見せにいらしてくださいね。
皆様のご来院を心よりお待ちしております!
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