院長・尾島先生が語る
「私の矯正治療体験記」
~4種類の矯正を経験した歯科医師だからこそ伝えられること~
はじめに
「男だし、別に歯並びくらいいいでしょ」
実はこれ、矯正専門医である尾島先生が、かつて自分自身に言い聞かせていた言葉です。歯科大学に通いながら、ガタガタの歯並びのまま6年間を過ごしていたという尾島先生。そんな先生が4種類の矯正治療をすべて自分で体験した、リアルな体験談をお届けします。
先生が体験した4つの矯正治療
1️⃣ 表側のワイヤー矯正(マルチブラケット)
大学生のころ、歯科大に通ううちに「さすがに直さなきゃ」と一念発起。
大変だったこと
- 唇がパンパンに腫れる
- 口内炎が大量にできる(多いときで20〜30個!)
- 硬いものが噛めない
- 学食のラーメンのメンマすら噛めなかった
- 「食べたいもの」ではなく「噛めるもの」で食事を選ぶ日々
でも、こんな気づきも
「やりだしてから、なんでもっと早くやらなかったんだろうと毎日思っていました。歯並びが整っていくのが、自分が一番楽しかったですね」
カレーを食べるたびにゴムのリング(Oリング)が黄色く染まり、タバコも吸っていたため、ヤニ・カレーのダブルパンチでずっと黄色いまま…という笑えるエピソードも。
2️⃣ 裏側のワイヤー矯正(リンガル)
表側矯正の後、裏側矯正をより深く学ぶために自ら装置を装着。
外からは見えないけれど、中は過酷
- 歯磨きが超大変(鏡でも見えない!)
- 食べ物が挟まりまくる
- 喋りにくい
- 外から見えないので「頑張ってるね」と言ってもらえない孤独感
「外からは気づかれないけれど、本当に辛い。当時の”見えない矯正”はこれしかなかったので、しょうがないと思っていました」
3️⃣ インビザライン
2010年にドイツのシュープ先生と出会い、インビザラインの治療を開始。 しかも日本でスキャナーが普及する3年前に、ドイツのクリニックでスキャンして作製した、先駆け中の先駆けです。
体験してみての驚き
- ご飯が全然痛くない!
- すべて噛める!
- 口内炎もほぼなし
- 出血なし、食べ物も挟まらない
「ご飯を食べたら痛くなるだろうと思いながら食べ始めて、痛くないまま全部食べ終わってしまった。本当にびっくりしました」
この体験から、患者さんへの声かけが変わりました。
| 以前 | 現在 |
| 「ちょっと大変だけど頑張ってね」 | 「良かったねという気持ちで治療スタート」 |
4️⃣ シェープメモリーアライナー(SMA)
最新の形状記憶マウスピース。お湯につけると柔らかくなり、口の中で体温により元の形に戻る仕組み。
装着した瞬間の感触
「インビザラインはバチッとはまる感じがあったのですが、SMAは…ふわふわ。全く別物でした」
- アタッチメント(突起物)なし
- 痛みはほぼなし
- 慣れるまで少し口内炎ができることもあるが、2〜3週間で解消
なぜマウスピース矯正は痛くないの?【理由を解説】
ワイヤー矯正で痛みが出るのは、歯に大きな力が一度にかかるため。歯の根と骨の間(歯根膜)が圧迫されて炎症物質(プロスタグランジン)が発生し、これが痛みの原因になります。
一方、マウスピース矯正(インビザラインやSMA)は1枚あたりの移動量をわずか0.25〜0.3mmに制御しています。これは歯根膜の幅とほぼ同じ。だから炎症が起きにくく、痛みが少ないのです。
「ワイヤーで0.25mmだけ動かすのは、どんな名人でも物理的に不可能。でもマウスピースならそれが実現できる。テクノロジーの力ですね」
どの矯正が自分に合っている?
矯正方法に「良い・悪い」はありません。大切なのは自分のライフスタイルに合った方法を選ぶこと。
| マウスピース矯正 | ワイヤー矯正 | |
| 快適さ | ◎ | △ |
| 食事制限 | ほぼなし | あり |
| 目立ちにくさ | ◎ | △(表側の場合) |
| 自己管理 | 必要(1日20時間以上装着) | 不要 |
| 向いている人 | 自己管理が得意な方 | 装着のし忘れが心配な方 |
マウスピース矯正は快適な分、1日20時間以上の装着が必須。自分でしっかり管理できる方に向いています。逆に「つい外したままにしてしまいそう」という方は、ワイヤー矯正の方が確実に効果が出ます。
まとめ
- 矯正治療はテクノロジーの進化とともに、年々快適になっています
- 尾島先生は4種類すべてを自ら体験し、「いいと感じたもの」を患者さんに提供しています
- 当院ではインビザラインとシェープメモリーアライナーの両方に対応(両方対応のクリニックは国内でも希少です)
- 矯正に興味があれば、まず無料カウンセリングへ。お口の写真を撮影し、どんな治療が合うかをご提案します
「なんでもっと早くやらなかったんだろう」 これは、矯正を始めた患者さんが口をそろえておっしゃる言葉です。 悩んでいる方は、ぜひ一歩踏み出してみてください。
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